薬学生から医学生、そして医師へ

薬学部から医学部に学士編入した医師によるブログ。初期研修医として日々研鑽中。実はチョコ屋さんでもあります。

クラウドファンディングを2日で達成して思ったこと。

f:id:medical-business:20191230030427p:plain


こんにちは、こうせいです!

この度クラウドファンディングを行うことになりました。

今までチョコレート、チョコレートと何度もTwitterやFacebook、ブログで書いてきました。

結局彼は何がしたいんだ?

そう思われた方も多いのではないかと思います。

ようやく、僕がチョコレート事業をやっている理由をしっかり説明するときがきました。

ぜひこのクラウドファンディングのページをぜひ読んでいただければと思います!

時間がなくても絶対に読んでほしいです。

僕が誰のために何をやっているのか必ず理解していただけます。

 

https://readyfor.jp/projects/27973

readyfor.jp

 

もし僕たちの未来に投資してくださる方がいらっしゃいましたら何卒ご支援宜しくお願い致します。

そして既にありがたいことに多くの方々のご支援を賜りまして、開始2日で目標金額を達成することができました!

 

ですが、まだまだ80日以上ファンディングは継続しております。

現在集まった100万円は最低限の金額で、より多くの患者さんに安心安全で意義あるチョコレートをお届けするためには、まだまだ不足しております。

ぜひ皆様の温かいご支援を引き続きいただければ幸いです。

 

以降、今回のクラファン を通して気づいたことを書きます。

深夜テンションで書いていたらかなりエモい文章になっちゃいました。

 

 

気づいたら僕の周りには応援団がいてくれた

僕はクラウドファンディングの目標金額を2日間で達成しました。

しかし、これに関しては完全に僕の力ではないです。

僕が個別に拡散ご支援のお願いを事前にさせていただいていた皆様の懐が深く、まだ結果も出ていない若者の未来に投資してくださった結果です。

また、僕たちとまだお会いしたことのない方々も、本事業のクラウドファンディングページを読んでいただき、投資をしてくださいました。

 

数ヶ月前まで自分の現在地がわからず、自分が正しい方向を向いているのかもわからずという状況でした。。。

そんな自分が進むべき道を定めるために、とにかく人にお会いすることは続けていました。

 

「北海道からきた、完全栄養のチョコレートを開発している、医学生」

 

正直意味わかんないですよね。

こんな僕のためにたくさんの方が時間を割いて話を聞いてくださいました。

そんなことを続けているうちに僕の周りには、温かく愛に溢れたたくさんの応援団がついてくれていました。

その事実をこのクラウドファンディングを介して身をもって感じることができました。

 

もちろんクラウドファンディングにより、今後の活動資金をいただくことができることも大きなことですが、

それよりも「こうせいのことを応援しているよ」と伝えてくれる人たちが僕の周りにたくさんいてくれる、

その事実が僕にとって一番大きな支援でした。

 

愚直に目の前の現実に向き合い続け、時には理想と現実のギャップに悩みながら、でも価値がある活動だと信じ続け、発信し続けて本当によかった。

 

 

とにかく自分で試すこと

僕のプロジェクトは患者さんの食の不満を解消することです。

でも、僕は食べるという行為に障害をもっておらず、食べ物が食べられない苦しみを理解することはできません。

 

僕は、バカなのでだったら食べなければいい。と閃いてしまいました。

しかし、お腹が空きすぎて何もできなくなり、断念。

 

次は、じゃあまずい野菜ジュースを毎日飲んでみよう。

といことでまずいジュース生活スタート。

毎日一本コンビニで買って飲んでいたけど、1週間たったときにあれだけ好きなコンビニにいくのが嫌になった。

 

この時に僕は悟った。

「あぁ、栄養補給という側面だけで食事を捉えていては患者さんの心を明るくすることはできない。」と。

 

それ以降、より自然な形で栄養摂取をできる食材はないか徹底的に探した。

鯛焼きをぐちゃぐちゃにして食べてみたり、フライドチキンを水に浸してふにゃふにゃにして食べてみたり。

正直意味不明。 

 

たったひとり、一人暮らしの5畳の部屋でそんなことをしている、その時に気づいた。

「あぁ、食事は誰かと一緒に同じものをおいしくいただくからおいしいんだ。コミュニケーションだ。」と。

 

そして、僕は閃いた。

チョコレートだ!と。

バレンタインはコミュニケーションだ!と。

 

その結果今に至ります。

 

結局何をお伝えしたいかというと、とにかく自分で試して体感せよということ。

頭であーだこーだ考えてても始まらない。

人間は行動に付随してめまぐるしく感情が変化する生き物。

 

自分で体験してもないのに、想像で語るプロジェクトは薄っぺらい。

見抜ける人は一瞬で見抜ける。

僕は自分で試すことにこだわった。

今もその姿勢は貫いている。

 

 

 

価値ある活動だと己が一番信じ続けること

既に書いた内容と少し被るかもしれませんが、これだけは書かせてください。

お前が立ち上げたプロジェクトの価値はお前が一番信じろ

僕がこのプロジェクトを立ち上げたとき、いろんな声がありました。

 

チョコレートで完全食は無理だ

スケールしない

医療応用はむずかしい 

医学生の君がチョコレートを作る必要があるのか

これからはテクノロジーの時代だ

 

 

あえて否定的な意見だけ列挙させていただいました。

だけど、気にしなくていい。

 

立ち上げた君が一番この事業の意義を知っているから。

事実、目の前にこのチョコレートを必要としている人がいるから。

そしてその人たちの顔を一番明確に思い浮かべることができるのは君だから。

 

そう自分に言い聞かせていました。

僕がやらなければきっと誰もやらない。

だとしたらこの分野はいつまで経っても変わらない。

じゃあ僕がやろう。何を言われたっていい。僕に失うものは何もないから。

 

僕のチームにはメンバーがひとりいます。

とても優秀な仲間です。

普段は、こうせいは何も考えてないとメンバーから思われているかもしれません。

(実際僕はどうにかなるっしょ精神が強いので本当にあまり考えてないかもしれません)

 

ただ、最近代表として一番大事なことは何か考えるようになってきて気づいたことがあります。

僕が一番すべきことはこの事業を信じることだということ。

 

できないことがあったっていい。

顧客の気持ちが多少わからなくたっていい。

数字にちょっと弱くたっていい。

 

そんなことは誤差。

 

お前が立ち上げたプロジェクトの価値はお前が一番信じろ。そして楽しめ。

 

そこに人は集まってくる。

そしてそんなリーダーの元で活動することをメンバーも望んでいるはず。

 

 

僕たちの挑戦は始まったばかりです。

この先にどんな景色が僕たちを待ち構えているのか。

どれだけの人の笑顔を生み出すことができるのか。

 

24歳でこんなに温かい人たちに囲まれ、勢いだけのポンコツリーダーを支えてくれるメンバーに恵まれ、こんな刺激的な毎日を送ることができていることに感謝し、実家に帰省するため深夜の特急に乗ります。

 

https://readyfor.jp/projects/27973

readyfor.jp