こんにちは!こうせいです!
上野駅近くのベローチェで効きすぎてるクーラーの下で凍えながら書いてます
さて、先ほどこんな引用リツイートをさせてもらいました。
準医師制度はほんとあっていいと思う https://t.co/TPtdCeSJ6A
— なかむらこうせい@医学生×研究者×難病研究コーディネーター (@mmmkst) 2018年8月15日
(正しくは准医師なのかな?(笑)准看護師はあるので、今回の記事では准医師で統一します。)
准医師制度とは
みなさん准医師制度というものを聞いたことはありますか?
おそらく多くの方は准看護師という資格は聞いたことがあると思います。
https://www.kango-roo.com/sn/a/view/3611
准看護師とは、簡単に言うと看護師の指示のもと診療の補助を行う役職のことです。
入学要件や教育に割く時間も看護師とは違うのが特徴的ですね。
このシステムを医師に導入してはどうか。
要するに准医師を養成しようということです。
以前知り合いの医師の方と食事をさせていただいたときにこんなことを話されていました。
「僕も医学生の時はもっと医療に対する使命感とか今よりも純粋な気持ちを持ってた。でも、実際医師になると時間がないからそういった気持ちが少しづつ薄れてしまう。
カルテを書いたり、日常の雑務をこなしたり。もっと患者さんと向き合う時間をつくりたいけど、そういうわけにもいかない。
患者さんは時間を作ってほしいと言われることもあるが、なかなかそうできない現実もある。特別、医師じゃなくてもできるような日常業務をやってくれる役職があればいいけどね。」
と。
現場で働く医師の中にこう発言する方もおられるのが現実なんだなと思いました。
医師の業務のサポートをする准医師という役職。
もちろん賛否両論あると思いますが、現場の医師の助けに、そしてそれは最終的に患者さんに還元されるのではないかと思います。
准医師の現状
現在、日本において准医師という役職は当然ないです。
ですが、アメリカにはそういった役職があるようです。
アメリカでは、準医師という修士号があるようです。(やっぱり準医師なのかな?(笑)以降、準医師でいきます(笑))
4年制の学士課程を経た後に、特定の修士課程を2年間修了すると、準医師という修士号が手にできます。
正確には、医師以外にも高度の技術を持ち、独立して患者を診ることのできる医療職が存在し、”mid-level provider”と呼ばれる役職があります。
mid-level providerのうちのNP(ナースプラクティショナー)は、州ごとにことなりますが全50州のうち1割弱の州では医師の監督下で、4割の州では医師の協力の下で、あとの5割では医師から独立して診療行為を行えます。
このmid-level providerは、医師不足を補うために導入されたようですが、合併症の減少や入院期間の短縮など大きな成果を上げているようです。
以前、アメリカで総合診療医として働いていた先生の話を聞く機会があったのですが、この準医師が大きく活躍しており、医師はできた時間を研究などに充てていたと話していました。
こういった新しい制度を導入することはたやすいことではありませんが、もし実現すれば大きなメリットが得られそうな気がします。
※いろいろ調べながら書いたので間違いがあればご指摘ください