薬学生から医学生、そして医師へ

薬学部から医学部に学士編入した医師によるブログ。初期研修医として日々研鑽中。実はチョコ屋さんでもあります。

服薬訪問と、往診と、リハビリ見学

隠岐島前病院で学んだことを書きます

 

まずは、服薬訪問です

僕は薬学生だったこともあり、島の薬剤師さんにご一緒させていただくことになりました

 

 

公共交通機関が乏しい離島では、なかなか病院に来られない患者さんもたくさん

おられました

 

さらに、ひとりぐらしの患者さんも多く、薬をちゃんと飲んでいるか確認しに行くことも薬剤師さんの大切な仕事のひとつでした

 

僕が訪問した、おばあちゃんは旦那さんを脳卒中で亡くされて、十数年たつ方でした

 

元気なおばあちゃんでしたが、亡くなられた旦那さんのことを話されると、楽しいそうでしたが、時おり涙を流されていました

 

でも、薬剤師さんがいつも訪問して話を聞いてくれるだけで、すごく心が楽になって、訪問にくるのをいつも楽しみにしておられるそうです

 

薬の服薬の確認も、体調の確認も当然しましたが、それ以上に心のケアという大事な役割をこの薬剤師さんは、担っておられるんだなと感じました

 

 

おばあちゃんからもらったおにぎり

 

帰りのフェリーで食べましたが、今でもわすれられないおいしさでした。。。

 

 

その後、医師の方にご一緒させていただき、往診へと出かけました

 

二軒のお宅を訪問しました

 

一軒は、腰痛を抱えたおばあさんでした

 

後に、容体が悪化し、入院の手伝いをさせていただいたのですが、一晩お手伝いしただ

けで僕のことを覚えてくれて

 

翌朝、一緒に楽しくお話したのを覚えています

 

 

二軒目は、90代のおばあちゃんのお宅でした

 

医師の方はおばあちゃんに聞こえるように、言葉を選んで、ゆっくりと、表情も大切に

話をされていました

 

おばあちゃんも、こうやっていつも往診してくれてることが、嬉しくて仕方ないと涙を

流しながらおっしゃっていました

 

人の温かさがそこには溢れていました

 

 

最後に、リハビリテーションを見学させていただきました

 

パーキンソン病を患った、奥さんのリハビリを手伝うおじいさんにご一緒させていただ

きました

 

パーキンソン病がなぜ発症して、どういった症状が出るのか、紙面の上の知識としては

 

知っていたものの、実際の患者さんを見るのは初めてでした

 

身体が思うように動かない患者さんを見て、一刻もはやく研究を進めて、今治らないと

されている疾患を治せるようにしたいな

 

と強く思いました

 

 

今回の隠岐の島での活動を通して

 

医療従事者と患者さんのやりとりのあたたかさ

 

医療従事者ひとりひとりが自分の仕事を精一杯やって、島民の健康を守る

 

この二つを目の当たりにできたことは、

 

今、医学生として勉強している自分とって、とても貴重な日々でした

 

 

たくさんのことを勉強させていただいた、島民の皆様、隠岐島前病院のスタッフの皆様

 

本当にありがとうございました