今日は以前見学に行った病院について書こうと思います
10か月前くらいですが、
香川大学の一次試験を終えて
その足でそのまま、島根県隠岐の島にある
隠岐島前(おきどうぜん)病院
という病院の見学をさせていただきました
隠岐の島唯一の有床病院です
地域医療という言葉はよく耳にします
僕自身、面接や自己推薦書で何回もこのワードを出しました
しかし、
あるとき
「おれ、なんとなく大事そうだから、地域医療って言葉使ってるけど、実際その中身なんもしらないや」
と思い、さすがにまずいとおもって、バイトでお金をためて、この目で確かめ行きました。
この病院の院長をつとめていらっしゃる、白石先生は
地域医療に貢献した医師に授与される「赤ひげ大賞」を受賞されておられます
以前、DOCTOR-ASE にも特集が掲載されていました
具体的な見学内容としましては
外来診察、薬剤師さんと一緒に服薬訪問、研修医の方と一緒に家まで往診、老人ホームの見学、リハビリテーション見学 などでした
外来診察では、白石先生が、末期がんの患者さんの診察をしているところを少しだけ見学させていただきました
それまで、限りのある命というものを具体的に目の当たりにする経験はあまりありませんでしたが、
患者さんや先生の真剣なまなざし、言葉の数々に
自分がこれから目指していく世界への覚悟がさらに強くなりました。
と同時に、この世界からがんで苦しむ人をなくしたいとおもいました。
漠然としていますが、研究をする上で、臨床を知っておくべきという考えの一端を垣間見た気がしました。
また、外来診察を見学していて、薬学生の立場としてひとつ気になったのは
患者さんが、ジェネリックを理由もなくイメージだけで断っていたことです
僕は、先生に尋ねたのですが、大体の方がジェネリックを勧めても断るそうです
薬学部でジェネリックの認可までの流れなどを学んできた身としては、
中身を知らずにイメージで断るのはなんとも歯がゆい気分でした
明日は、訪問の服薬指導、往診について書きたいと思います
ちなみに、こちらの病院の見学も、僕が所属しているジャパンハートの活動の一環で参加させていただきました
下にリンクを貼っておきます!
隠岐島前病院以外にも
長崎や山梨などでも活動を行っているようなので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!