薬学生から医学生、そして医師へ

薬学部から医学部に学士編入した医師によるブログ。初期研修医として日々研鑽中。実はチョコ屋さんでもあります。

やらない理由はなんですか?

f:id:medical-business:20200218234310p:plain先日、ご縁あって札幌の某大学の経営学部の学生さんとお話する機会がありました。

相手はまだ19歳でこれから自分のやりたいことをみつけたいとのこと。

そんな相手が、不意にめっちゃクリティカルな質問をしてきてびっくりしたんですよね。

 本人はなんとなしに言っただけだと思いますが笑

「いろいろな物事をやる理由はいろいろあると思うのですが、やらない物事をやらないと決めるやらない理由や基準は何ですか?」

と。

これは非常に回答に困りましたね。

人は静→動への積極的理由は明確なものが多いですが、動→静、静→静への消極的理由は曖昧なことが多いように思います。

 

僕も今まであまり考えたことがなかったですし、その時には明確な回答ができなかったので、今考えてみようと思います。

 

合理性による判断

僕はこっちの人間ですかね。

合理性がないと判断したら基本やりません。

例えば、東京に行く時。

飛行機のお金を支払って、片道Door to Doorで5時間かけて行くメリットがなければ行きません。

また、今は赤字でも将来レバレッジを効かすことのできる経験ができると思えば、僕は自分にガンガン投資します。

一年以上それをし続けた結果、今の僕があります。

一見、冷たい感じに見えますが、お金も時間も有限ですし、一番理にかなった判断軸だと思います。

 

非合理性による判断

これをこっちに分類するのが適当かどうかはよくわかりませんが、自分が好きかどうかも大きな判断基準かと思います。

特に起業というかなり負荷がかかる選択の場合、ここはかなり重要かと思います。

もし、僕が医療系の事業ではなく、人材マッチングとかやってたら秒でやめてますね。

興味ないので。

だから、好きなことをやるのはめちゃくちゃ大事です。

我慢はどこかで歪みがきます。

 

たぶん、事業を拡大していくと、やりたいことがどんどん出てくることと思います。

こんなアプローチもおもしろい、こんなことしたら社会的意義あるよね、みたいな。

でも、時間、マンパワー、お金などいろんなファクターが絡み合い、断念せざるを得ないこともたくさん出てくるはずです。

限られた機会で最大価値を生むことができるように、「やらない理由」に関する自分の判断軸はもっともっと磨いておく必要があると感じました。